2008年6月18日 正しい業者の見極めを [ 産経新聞 ] |
ペットブームを背景に、ペット霊園や火葬業者が急増している。これに伴い、霊園の設置や料金を巡るトラブルも増加新しい業種だけに法的規制がないことも一因だがペットのへの考え方は人それぞれということもあり、悩ましい問題となっている。(平沢裕子) ■正しい業者の見極めを 煙はほとんど出ない ■難しい線引き ■断る勇気も必要 |
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ここでは業界の有識者にお願いし記事についてのコメントを掲載させていただきます。もしものとき飼い主様が安心してお見送りができるように参考にしていただければと思います。
コメント
先ず始めに近年のペットブームを背景に飼育環境が整った現代社会では家族同然に飼育されている飼い主様も多く、亡くなった時には当然家族として扱い、人と同様に火葬する方が増え、依頼主の要望に合わせプランも多様化されております。
一般的にペットが亡くなると一般廃棄物としての処理されます。自治体によっては動物専用の火葬炉持っているが、多くの自治体はゴミとして処理されます。では民間業者と自治体では具体的に何が違うのか。自治体では火葬時に立ち会うことができない、返骨されない、合同で火葬される等、自治体により対応は様々です。手厚く見送るには民間業者を選択する方が良いと思いますが、プランも価格も様々ですので事前に確認して依頼する必要があります。
民間業者の中には火葬車、固定炉(ペット専用の火葬場)、または両方を持つ業者が存在しますが、固定炉は敷地内に火葬炉を設備しペットの火葬を行うわけですから、近隣住民との問題は真摯に考えなければなりません。煙の問題は火葬炉の構造、燃料、焼却物により複雑ですが、簡単に言うと燃焼温度、酸素濃度、滞留時間のいずれかが適正値から外れると煙として排出されるわけです。
煙に対する苦情は人間の火葬場でも起きている代表的なトラブルです。目に見える原因でイメージしやすいトラブルだけに事件が発生すると報道されやすいのも特徴です。しかし、火葬炉の性能も向上し人間の火葬場では悪臭が周辺に漂うというケースは、現在ではほぼ根絶されています。
ペット用火葬炉はそのノウハウをベースに開発され、焼却炉ではなく火葬炉としてのノウハウのあるメーカーが設計した火葬炉であれば、モクモク煙が出たり、匂いを発するようなケースは殆どありません。トラブルを生み出す火葬炉は、火葬炉としての性能基準を満たしていない焼却炉である可能性があり、これを使っている業者はペット葬儀社ではなく、環境に配慮しない廃棄物処理業者ということになります。煙を抑えるためにはそれなりの設備が必要で、火葬炉の体積に応じた体重内の火葬を行い。温度管理を徹底する等の配慮が必要です。
回答者:藤本政光 様
【回答者の役職・経歴】
一般社団法人日本動物葬儀霊園協会 理事
株式会社ジャパンペットセレモニー代表取締役
動物供養協議会会員
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日本ペット訪問火葬協会理事長 動物供養協議会会員
ペットロスカウンセラー