2010年5月11日 「ペット葬祭業を登録制に動物愛護法改正を視野」環境省 [ 朝日新聞 ] |
埼玉県飯能市の山林にペットの犬や猫の死体が多数捨てられた事件を受け、 環境省は、これまで規制がなかったペット葬祭業者を登録制とする方針を固めた。 ペットの「おくりびと」として法的な位置づけをはっきりさせる。動物愛護法の改正を視野に検討する。 だが、最近になって増えてきたペット葬祭業者は対象になっていない。 飯能市の事件をめぐって今年4月にペット葬祭業者の男が廃棄物処理法違反容疑で逮捕されたのを受け、小沢鋭仁環境相は悪質な業者を直接取り締まる法制度が必要だと判断。検討の結果、登録制導入で対応することにした。 当初は、「ペットの死体」を明確に廃棄物扱いとし、ペット葬祭業者に廃棄物処理業の許可をとらせることも検討した。 だが、この案は「国民感情にあわない」(環境省幹部)として見送った。 |
ここでは業界の有識者にお願いし記事についてのコメントを掲載させていただきます。もしものとき飼い主様が安心してお見送りができるように参考にしていただければと思います。
コメント
埼玉の事件は悲しい出来事でありました。我が子同然に育て、見送ったペットが、遺体のまま山中の遺棄されていたのですから、ご家族にしてみれば、耐え難い心の痛みであります。二度とこのような事が起らないように関係者一同さらなる精進が求められます。
しかしこの事件をきっかけに、『ペット供養』という一部の人達だけの知られていた業界が,広く知られるようになりました。さらに環境省主導のもと、法整備が施されて、一定のガイドラインが引かれることは、亡き家族を送る側にとっても、依頼される側にとっても、プラスになることは間違いないと考えています。
ここで気をつけないといけないのは、愛護法のもと登録制になろうとも、この種の業者が無くならないという事を認識して欲しいのです。これはペット供養に限ってのことはではないです。いつの時代も、どの業種にも、『悪徳業者』と言われる人達は存在します。大事なことは、我が子同然と言うなら、それなりの責任を持って、業者を選んで欲しいのです。もっと言うと『後から産まれて先に死んで行く』家族を見送るための心得を持つということ、具体的には予め、最後を任せる業者を選んでおくことが必要です。
最後に間違いのない業者選びの基準を明記しておきますので参考にしてください。
・料金が安過ぎない。※物事には相場があります。安いサービスはそれなりの理由があるはずです。
・業界の団体や組合に加入している。※固定炉、移動火葬、それぞれに協会があります。
・供養祭などのアフターケアをしている。※寺院や僧侶と協力して供養祭などの法要をしている。
回答者:田中龍彦 様
【回答者の役職・経歴】
動物供養協議会 理事
浄土宗総本山知恩院常任布教師
浄土宗長福寺 住職
株式会社 ワンハート・コミュニケーション 代表取締役
■リンク
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