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一緒に火葬できるもの

火葬できる物

副葬品について
 家族同然に過ごしてきたペットをお見送りする際に、様々な副葬品を一緒に火葬して欲しいという要望は少なからずございます。またペット火葬施設でもなるべく飼い主様の意向に沿うように努めている事だと思います。
 お骨を綺麗に残す為には副葬品を少なくしなければなりません。人と比べてペットのお骨は細く小さいのは当然です。また遺体によっては崩れ易く小さく細い為、お骨と灰との区別がつき難いお骨もございますので、不適切な副葬品を入れて火葬しては公害問題だけでなく、拾骨の際に綺麗にお骨を拾うことができません。副葬品はお花やおやつ類に留めておきましょう。どうしても入れてあげたい場合には、材質を確認し利用される施設に相談してましょう。

火葬できる副葬品について

副葬品について
公害防止と不完全燃焼を防ぎ適正な温度で火葬する為に以下のものは避けましょう。

■燃焼の妨げになるもの(不完全燃焼、異常燃焼が起こり適正温度で火葬できません)
・石油化学製品(ビニール、プラスチック、化学繊維で作られた衣類、ボール、首輪、リード等)
・燃え難いもの(大量のフード、水分量の多い果実類、厚手のタオル、ぬいぐるみ、カーボン繊維)

■遺骨の損傷の原因になるもの
・金属類、ガラス類(溶けてお骨に付着してしまいす。)

ペット用棺(ダンボール製・合板製)について

■ダンボール製棺焼却テスト(棺のみを焼却しております)
火葬炉(焼却テスト1)焼却後に残る灰の量が多く、綺麗に拾骨することができません。

■合板製木棺焼却テスト(棺のみを焼却しております)
火葬炉(焼却テスト2)ダンボールと比べ焼却後に残る灰の量は少ないが、釘やネジが残りました。焼却中に設定温度800℃を超える異常燃焼が起こりました。

■虹のゆりかご(棺のみを焼却しております)
火葬炉(焼却テスト3)100%パルプとサテン生地で作られたペット用棺です。燃焼効率も良く灰がほとんど残りません。

焼却中に起こる異常燃焼と焼却後に残る灰が問題

市販の棺を焼却テストする中で異常燃焼が起こる材質のものがあります。この異常燃焼とは、燃焼物の温度上昇に伴い熱分解量が増した未燃焼ガスと酸素濃度のバランスが崩れた時に起ことを指します。炉内では酸素不足が起こり、炭化したガスが煙突から排出されます。つまり煙と匂いの処理が困難になるということです。
 ダンボール製の棺は大量の灰が残ってしまいました。これはダンボール中に含まれるパルプ以外に強度を保つ為に強化剤として不燃物を混ぜて作られているためです。100%パルプでは不純物が無いため殆ど灰が残らないのに対して、普通のダンボールでは大量の灰が出てしまいます。焼却中の炉内では細かい灰が舞っている状態になり、集塵装置等の設備がない火葬炉では煙突から細かい灰が出てしまいます。

藤本政光様にお話をお伺いいたしました。

藤本政光

【回答者の役職・経歴】
一般社団法人日本動物葬儀霊園協会 理事
動物供養協議会 会員
株式会社ジャパンペットセレモニー代表取締役

■リンク
一般社団法人日本動物葬儀霊園協会
動物供養協議会
株式会社ジャパンペットセレモニー
せたがやペット斎場

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