もしもペットが亡くなったら

大切な家族との突然のお別れは身を切られるように辛く、誰しもが悲しみのあまり冷静な判断力を失ってしまいます。しかし愛するペットちゃんが安心して旅立つことができるように落ち着いて準備を整えてあげましょう。
また、「ペットロス」という単語を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。わが子同然の愛する存在を失った強い喪失感や悲しみにより精神的、身体的不調が現れることを指します。ペットロスを克服するという訳にはいかないかもしれませんが、別れを惜しみながらもしっかりと準備をしてあげ、悔いの残らないお見送りをしてあげることは悲しみを和らげ、きっとご家族様が前を向くきっかけになるはずです。
ペットちゃんのお見送りがはじめての方はより一層ご不安なことが多いかと思いますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ご安置の準備について
01.手足を曲げてあげる

人間の身体と同じように亡くなってからしばらく経つと死後硬直が始まり、ペットちゃんの場合は死後2時間ほどで手足から腹部、頭部へと広がります。硬直が始まる前に手足を優しく胸の方へ曲げてあげると自然な体制でご安置してあげることができます。その際に目もそっと閉じてあげることで健やかな表情で眠りにつくことができるでしょう。
02.身体を拭いてあげる

生理現象で体液や血液が出てきてしまう子もいらっしゃいますので、ペットシーツを敷いてあげたり都度きれいに拭いてあげてください。その子によっても様々ではございますが、必要に応じでティッシュや脱脂綿等をつめてあげても大丈夫です。ペットちゃんが「生きていた証」を心を込めてお世話してあげてください。
03.保冷剤やドライアイスの手配

市販の保冷剤を複数個ご準備いただき、お腹のあたりを中心に冷やしてあげてください。保冷剤は都度交換し、お身体とご一緒にシーツで包んであげることで高い保冷効果が期待できます。夏場はなるべくクーラーの温度を下げていただき、保冷剤に加えてドライアイスがあるとより安心ですが手配が難しい場合もございます。お近くの氷製造店に事前に確認しておくと良いでしょう。また、長期間のご安置が可能な 冷却装置のレンタル等をおこなっている葬儀社もありますので、火葬まで日にちが空いてしまう場合も落ち着いてご希望に合ったご安置方法を検討してみてください。